なかの区体協 第58号 令和3年3月31日

一般社団法人中野区体育協会に寄せて
一般社団法人中野区体育協会会長 根本一範


 令和2年のスポーツ界は、東京2020オリンピック・パラリンピックの1年延期と、都民体育大会・生涯スポーツ大会・レクレーション大会の多くの種目が中止という大変な事態の中で始まりました。
中野区体育協会にとっても、11月に神山好市名誉会長がお亡くなりになるという、大きな出来事がありました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
 令和2年度、体育協会では、35加盟団体が実施する中野区の補助金事業45の内で、実施できたものは11事業だけです。選手は、これまでの練習で培ってきた競技力を披露する機会を失い、加盟各団体は、主催する大会や教室が中止となり、その活動目標が失われかねない、苦境の状況を迎えています。今こそ、私たちは、一つの心を持ち、スポーツの力を信じ、逆境に立ち向かいそして跳ね返し、コロナ後の新しい世界を構築していきましょう。
 そのためにも、一刻も早くワクチンが国民に行き渡り、新型コロナウイルス感染症の特効薬が出来ることを祈るばかりです。
 また、今年度は、役員の改選期でした。コロナ禍の中で、社員総会や理事会は、書面議決の形をとらせていただきました。ご協力戴いた社員と役員の皆様には感謝申し上げます。長年理事を務められた、トリム体操連盟の山本明子会長、ボウリング連盟の穂積龍子理事長にはお礼申し上げます。新しく理事となられた、なぎなた連盟の本間孝代理事、帝京平成大学の砂川憲彦教授のご活躍を期待しております。砂川先生は、スポーツ経営の分野がご専門です。「スポーツと健康」、「高齢社会でのスポーツの役割」など多くの点でご指導をいただけると思います。
 待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックが、この夏には、1年遅れで開催されます。コロナ禍の下、無観客かもわかりませんが、あの感動が再び東京を包んでくれることと信じています。選手が活躍する雄姿は、我々区民も勇気づけられ、スポーツへの関心を高められ、大きな感動を呼び起こすことでしょう。
そのことが、スポーツと健康が一つになって、生き生きとした社会の実現に結び付くことを願っています。
新中野体育館は、キリンレモンスポーツセンターとネーミングライツされ、昨年10月からオープンしました。
施設案内を2面に掲載しましたのでご利用ください。
お聞きすれば、7月17日(土)はオリンピックの、8月20日(金)はパラリンピックの聖火リレーが中野の街を駆け抜けます。体育協会にボランティア応募の要請がありました。みんなでランナーに声援を送りましょう。
 体育協会の今年の事業では、区民の誰もが参加できる「中野区民スポーツフェスティバル」は、10月10日(日)に新体育館と平和の森の屋外施設を中心に、新しいイベントを企画しています。また、コロナ禍で中止となった、福島県田村市とのスポーツ交流事業は、10月に田村市を訪問して、バスケットボールと剣道を予定しています。
 中野区体育協会は、加盟団体ともども中野区の生涯スポーツの普及・振興に取り組んでいきます。区民の皆様、関係団体の方々のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

新中野体育館 愛称・キリンレモンスポーツセンター
2020年10月開設

メインアリーナ
バスケットコート2面/バレーボールコート2面/バドミントンコート8面/テニスコート2面/フットサルコート1面(半面利用なら2面)/卓球36台
サブアリーナ
バスケットコート1面/バレーボールコート1面/バドミントンコート4面/テニスコート1面 観客席は48席
武道場
剣道・空手・柔道等の武道における公式競技が行えるスペースが2面あります。武道場1は畳常設、しきりが可動式なので幅広くご利用できます。
トレーニング室
ランニングマシン、エアロバイク等の有酸素運動系マシンや筋力マシンを設置。初心者女性でも扱いやすいマシンをご用意しております。窓が大きくて明るい環境で気持ちよく体を動かしましょう!!
多目的室1
卓球の個人開放・団体利用に使用。鏡面があるのでダンスやバレエ、ヨガといった用途も可能です。
多目的室2
大きな窓に面した明るいお部屋です。鏡もあるのでダンスやヨガ等にもご利用いただけます。

創立60年を迎えて
中野区ソフトボール連盟 理事長 森本 誠治

 中野区ソフトバール連盟は、創立60周年を迎えました。顧みますと1960(昭和35)年12月に連盟を結成し、皆様方に愛される連盟として60年がたち今日に至ります。これもひとえに区行政・区体育協会・上部団体・加盟チーム・関係各位のご協力ご指導の賜物と深く感謝申し上げる次第です。
 本来ですと連盟結成の記念行事と祝賀会を挙行予定でしたが、非常に残念ながら新型コロナの影響で自粛することになり「60周年記念誌」の発行に留めました。記念誌には、酒井直人
区長、高橋かずちか区議会議長、根本一範体育協会会長の祝辞を寄稿していただき、連盟の歴史をまとめることが出来ました。
 現在、連盟に加盟しているチームは、ファーストピッチの部男子が8チーム、女子が2チーム、スローピッチの部は14チームで運営しております。
 大会は、「春季大会」「会長杯大会」「秋季大会」の3大会を開催しております。大会会場は、上高田野球場(春季・秋季)、哲学堂野球場(会長杯)共に人工芝のグランドを利用しております。
 これからも、区民の健康スポーツの一つとして、競技者の皆様に楽しんで頂ける大会運営を目指し、親しみのあるスポーツとしての競技を広め、競技者の拡大に努めたいと思います。


創立30年を迎えて
中野区パドルテニス連盟 会長 亀石 紀子

 「人生80年時代を迎えて元気に長生きをしましょう」と文部省の呼びかけで、ニュースポーツの取り組みが始まり、中野体育館でパドルテニスが開放になりました。学校開放でもパドルテニスのクラブができ、ジュニアのクラブ、のんびり和気あいあいなクラブと個性あるクラブが誕生しました。
1985年第1回中野区民大会が開催されました。2013年東京で全国大会があり、東京体育館のメインアリーナで570名の参加者が憧れのコートで、役員・選手が一体となって開催できました。2015年には、東京国体のデモンストレーション部でパドルテニスも、三鷹市で開催、参加選手の喜びはとても大きいものでした。
 30周年の記念大会は、念願の新体育館が完成し、コロナウィルスの危惧が懸念されながらも皆様のご尽力で無事開催することができました。コートでは、これからも怪我が無く楽しくパドルテニスが出来ることを願って「コート開き」を行いました。また、パドルテニスコートが出来たことは、全会員の喜びです。これから連盟は、年齢・性別・障がいのお有無を問わず幅広い層に楽しんでいただけるように、競技性とレクレーションのバランスを大切にして楽しいパドルテニスを発信して参ります。
 これまで育てていただきました、酒井区長様はじめ行政の皆様、一般社団法人中野区体育協会にお礼申し上げ、これからもご支援・ご指導賜りますようお願いいたします。


神山好市名誉会長を偲ぶ
依光 恒治

 神山好市名誉会長におかれましては、令和2年11月24日逝去されました。深く哀悼の意を表する次第であります。
神山さんは、平成30年に会長を退かれた後も、名誉会長として会を見守り、私どもをご指導頂きました。心から感謝申し上げるとともにご冥福をお祈り申し上げます。
神山さんの業績につきましては、今さら、改めて申し述べるまでもないと思います。
中野区長として四期16年、区長を退かれてからも体育協会の会長として、中野区民の福祉向上を願い、健康づくりとスポーツ振興に、多大な貢献をされました。
平成15年には勲三等瑞宝章を受章されています。また、北京市西城区からは栄誉区民章を授与されました。
本来であれば、盛大な葬儀が執行されるべきところでありますが、新型コロナ感染拡大が続いているため、お身内のみで執り行われる仕儀となりました。ご遺族の胸中をお察し申し上げます。
神山さんとの出会い
 昭和27年(1952年)でした。私は昭和26年11月から、ときの社会体育係に在籍していました。区教育委員会発足により社会教育課体育係ができました。新井沼袋出張所からの異動発令で神山さんが配属されました。不勉強にも、神山さんが現役のボクサー(アマチュア)であることは知りませんでした。国民体育大会の東京都代表決定後に知った事でした。
さて、私たちの仕事は、現在、体協傘下の団体が運営している事業となります。民間と公務を渾然一体することです。大車輪でした。また、二人とも公務員として基礎的知識を体得すべき時期でした。その昇格試験をクリアーしなければなりません。
スタート台を同じくするという立場でした。
事務改善と管理職試験
 神山さんの次の仕事は、人事係での給与事務だったと記憶しています。
当時、全庁的に事務の改善を進めることになり、事務改善委員会が設けられました。ます、最初に担当する給与事務の機械化に手をつけました。
神山さんらしさが伺えます。改善の必要性は、理解しても手を付けることは難しいものです。これが、区民税・会計事務などへと進みました。
更に、コンピューター処理へと進められました。この成果により、神山さんが都から声をかけられました。所謂「一本釣り」時の区長がストップをかけて、事無きを得ました。
その後、住民記録から総合窓口へと着々と改善が進められました。
これと並行して、難関の管理職試験への挑戦です。私にも、何回も声をかけて頂きました。そのたび毎に逃げを打っていたので、さすがの神山さんも諦めざるを得なかったのです。本当に申し訳のないことをしました。
体育協会のこと
 神山さんが、体協の最重要課題と考えていたのが「法人化」です。
山崎初代会長から、居宅とテニスコートを中野区へ寄付して頂いときから、思いを強くしていました。会長就任後、具体化に着手、平成28年に「一般社団法人」化、私財を投じて「神山のぞみ基金」も設置されました。組織・人事も整いました。
事務室も新体育館内に確保できました。「あとはしっかりやってくれ」とおっしゃる声が聞こえるような気がします。
 どうか神山さん、安らかにお眠りになってください。そしていつまでも私たちを見守ってください。

令和2年度 顕彰者

顕彰者の皆さんおめでとうございます。

  • 東京都功労者表彰
    スポーツ功労団体  テニス連盟
  • 東京都・スポーツ功労賞表彰
    功労賞(個人) バドミントン協会会長 堺 榮一
  • (公財)東京都体育協会表彰
    生涯スポーツ功労者 ソフトテニス連盟理事長 小森田 猛雄
    生涯スポーツ優良団体 太極拳協会
  • 中野区表彰
    表彰状 合気道連盟理事長 松本 肇
    感謝状 バレーボール協会副理事長 広川 紘子

2021年度版「生涯学習・スポーツガイドブック」配布中

 中野区より2021年度版の「生涯学習・スポーツガイドブック」が発行されました。中野区体育協会や加盟団体等の主催する事業などが掲載されていますのでご利用ください。
 区役所、スポーツ関係施設、区民活動センター、図書館などで配布しています。