一般社団法人中野区体育協会に寄せて
一般社団法人中野区体育協会会長 根本一範
元号が平成から令和へと変わり、新天皇が即位されました。10月22日には「即位の礼」が行われ、11月10日に即位祝賀の「パレード」があり、国民誰もが心からお祝いをしました。
さて、昨年のスポーツ界を振り返りますと、なんといってもアジア初開催の第9回ワールドカップ日本大会での日本選手の大活躍でしょう。アイルランド、スコットランド、サモア、ロシアを破り、4戦全勝で一次リーグを突破し、日本初のベスト8になりました。出身7か国の選手たちが掲げたスローガンは「ワンチーム」、言葉や文化を超え一つになった姿はファンを虜にしました。改めてスポーツのもつ素晴らしい力を実感させられました。
中野区においても、なぎなた連盟が都民体育大会で連覇を果たしました。4年前の優勝に次いでの連覇です、日頃の鍛錬が実を結んだものです。おめでとうございます。
体育協会にも動きがありました。4月から居合道連盟(伊藤知治会長)が加入して36団体となりました。武術の発展に期待しています。
また、役員では、中野区議会推薦の高橋ちあきさん、南かつひこさん、バレーボール協会会長の市川みのるさんが新しい理事に就任しました。活躍を期待しています。
待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックの年が来ました。今年の夏、あの感動が再び東京を包みます。昨年一一月に新国立競技場も完成し開会式を待つばかりです。
また、新中野体育館も六月には竣工し、オリパラの公式卓球練習場として、大きく貢献します。
オリンピック・パラリンピック大会は、選手だけが出場するものではなく、ボランティアを始めとした様々な形で、全ての区民が参画することができる一大イベントです。7月18日(土)には、聖火リレーが中野の街を駆け抜けます。みんなでランナーに声援を送りましょう。
体育協会の今年の事業では、区民の誰もが参加できる「中野区民スポーツフェスティバル」は、新体育館と平和の森施設を中心に、新しい形を企画しています。
また、これまで隔年で実施してきた、福島県田村市とのスポーツ交流事業は、今年から毎年の実施となりました。10月にバスケットボールと剣道の交流を行います。
哲学堂野球場の人工芝化も夏までには完成します。区内スポーツ施設の改修も進み、充実したスポーツ活動が進めていけます。
今、体育協会が目指す活動の一つは、高齢者の健康づくり・スポーツ参加の促進です。そのためにシニアスポーツを充実することです。他の一つは、パラリンピックの開催を基として障がいのある区民のスポーツ参画を促進し、活動支援のため、体協の体制整備を図ることです。
3月に入り、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大してきました。体育館の行事予定表の3月中の大会は、すべて中止の張り紙が張られています。克服できない課題は無いと信じています。もう少しの間、お互いに協力して、乗り越えましょう。
中野区体育協会は、加盟団体ともども中野区の生涯スポーツの普及・振興に取り組んでいきます。区民の皆様、関係団体の方々のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
令和2年新年懇親会
令和に改元されて初めての、一般社団法人中野区体育協会(根本一範会長)の新年懇親会は、1月16日午後6時30分から中野サンプラザ14階クレセントルームで約110名の参加を得て開催された。
鎌田常任理事の司会により、窪寺副会長の「開会のことば」で始まり、根本会長の挨拶は「待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックの年が明けました。56年前のあの感動が、再び東京を包みます。昨年11月に新奥立競技場も完成し、中野では
新体育館が6月に竣工し、オリパラの公式卓球場となります。体育協会は、オリパラを応援しています。7月18日には、聖火リレーが、中野の街を駆け抜けます。体協も200人近い会員が参加します。区内のスポーツ団体を取りまとめ、様々な事業を展開していくには、中野区長さんを始め、区議会の皆様の支援が不可欠です。さらなる援助をお願いします。
来賓の方々が、他の団体の新年会出席で遅れたため、白土副区長、入野教育長、朝井部長・古本課長の挨拶を先に行った。
酒井区長さんからは「区長に就任2年、上高田野球場の人工芝の張替え、哲学堂野球場の人工芝化(やや遅れてご迷惑をかけていますが。)そして新体育館の6月竣工、やっとスポーツ環境の充実が進んでいます。オリパラ関連では、7月18日のオ
リンピック聖火リレー、その後のパラリンピック聖火リレーも中野が選ばれました。多くの区民に参加してほしいと思います。」高橋議長からは「昨年の6月に議長に就任しました。いでいスポーツ議連会長共々、区議会を上げてスポーツ政策の充実を図
ってまいります。」。この後、松本・鈴木・ながつま衆議院議員に続いて、高倉・西沢・荒木都議会議員の方々から、新年の祝辞が述べられた。
濱本専務理事の乾杯の音頭でグラスを上げた後、高橋区議会選出理事の紹介で議員の皆様がステージに登り、副議長の平山氏がご祝辞を述べられた。
その後、体育協会の財政を支えてくれている法人賛助会員の方々の紹介に続き、加盟団体代表者の挨拶が亀石副会長からあり、最後に、尾崎体育協会常務理事の閉会のことばで午後8時過ぎにおひらきとした。
第72回都民体育大会
- 開催期間
2018年7月29日(日)~2019年6月22日(土)までの期間で第72回都民体育大会が開催されました。
夏季 2018年7月29日~10月18日
冬季 2019年3月3日~3月21日
春季 2019年4月28日~6月22日 - 会場
東京武道館・駒沢オリンピック公園総合運動場他 - 参加地区
54地区(区市町村)
選手・監督総数14,494名
開会式は、2019年5月3日(日)午前10時から武蔵野の森スポーツプラザで行われました。
中野区体育協会からは、加盟団体23名、体協役員・中野区7名が出席し、中野区体育協会旗を先頭に行進した。
本大会には中野区から20競技種目、324名の選手・監督が参加しました。今大会の結果は、なぎなた女子優勝、卓球女子3位、バレーボール・バスケットボール女子5位、ゲートボール男子5位、公開競技の少林寺拳法女子6位の成績でした。
今年も、中野区選手団男子・女子とも優勝・入賞を目指して頑張ってください。
なぎなた連盟「都民体育大会」2連覇
中野区なぎなた連盟 上野 知砂
令和元年5月12日、東京武道館第二武道場に於いて、第72回都民体育大会春季大会が開催されました。
26区市の代表70名が集い、防具を身にまとった試合競技を、1チーム3人の団体戦で競い合いました。
開会式の選手宣誓で誓った、「先生方をはじめ、皆様への感謝と、各地域との交流」を胸に試合に挑みました。
中野区選手団は、昨年優勝した時と同じメンバーで参加しました。お互い切磋琢磨しながら稽古をしてきた仲間のため、チームワークも良く、中野区なぎなた連盟初の2連覇という快挙を修めることができました。
これを機に、楽しみながら、心身ともに調和のとれた人格を養う「なぎなた」を、より多くの中野区民の方々に知ってもらえるよう、努力していく所存です。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
第28回中野区・田村市スポーツ交流
28回を数える、中野区と田村市(旧常葉町)のスポーツ交流会が、8月24日・25日の両日、中野区に田村市をお迎えして開催された。
中野区は、81名(役員・来客24名、野球15名、剣道42名)、田村市26名
(事務局8名、野球10名、剣道8名)が参加した。
24日の開会式は、中野区は根本会長、田村市は芥川会長の挨拶で始まり、酒井中野区長、平山副議長から祝辞をいただいた。その後、松本文明、鈴木隼人衆議院議員、西沢けいた、荒木ちはる都議会議員の祝辞があり、中野区・田村市の来賓・役
員の紹介が続いた。中野区・田村市の体育協会会長がバナーの交換を行い、記念写真を撮り、亀石副会長の閉会の言葉でお開きとなった。この後、中野体育館では剣道の交流会が行われ、上高田野球場で軟式野球の試合が行われた。
24日18時から、中野サンプラザで懇親会が催され、濱本専務理事の司会で根本会長の開会の言葉、尾崎軟式野球連盟理事長から、途中までは同点が続き、予定より30分延長し、最終的には12対2で中野区が勝ちましたとの報告、剣道は、今増事務局長から、高段者による指導、双方気合のこもった乱取りなどが紹介された。田村市から駆け付けた、菅井友宏副市長が「遅くなりましたが、田村市の副市長の菅井です。私は、経済産業省から出向しております。以前中野区に住んでいたこともあり、非常に懐かしい思いをしております。今回は、私共々多くの田村市のスポーツマンをご招待いただきありがとうございます。来年は、田村市に是非おいでいただき、友情を深めたいと願っております。楽しい懇親会を期待しております。」との挨拶をいただいた。この後、司会を田村市体育協会の坪井孝幸副会長に、バトンタッチしてカラオケ大会に移った。酒井区長、菅井副市長、のど自慢の面々の美声が続き、夜も更けた9時になり、和気藹々の中、お開きとなった。一部の方たちは12時過ぎまで区内のスナックで最後の交流を重ねた。
片麻痺ゴルファー奮闘記
中野区ゴルフ連盟 加藤正幸
「バックスウィングでプレーンさえ外れなければ肘が曲がっても飛ぶ。左手だけなので、最下点が以前より左になり、ボールも左に置くようにしました。より戦略的にもなった。
キャリーで150ヤード飛んで、ランを入れて200ヤードになれば勝負ができるはず。目標は大きく理事長杯。予選を通ればマッチプレーだから可能性はあります。」中野区ゴルフ連盟の加藤正幸さんの談。
加藤さんは、4年前に脳出血を起こし左にマヒを患ったが幸いなことに回復。だが、一昨年3月自分で異変に気づいて病院へ、今回は、脳梗塞で右半身に麻痺が残った。最初は歩けず車イス、それでも、きついリハビリに耐え、退院したのが6月下
旬。嵐山カントリークラブとメンバーの協力を得、練習を再開できた。カートの乗り入れのOK,、仲間の送迎で救われた。空振りとチョロ、当たっても飛ばず、一度で初心者と年配者の気持ちが分かった(笑)。そんな加藤さんが、昨年6月の「東北障害者オープン・片マヒ障害の部」で優勝した。
加藤さんおめでとうございます。これからも頑張ってください。
合気道連盟「創立50周年記念」
理事長 松本 肇
中野区合気道連盟が創立50周年を迎えられたことに深く感謝申し上げます。ご指導ご支援頂きました、中野区、中野区体育協会、公益財団法人合気会、連盟創立にご尽力頂いた故小山謙二師範をはじめとする多くの方々に、厚く御礼申し上げます。
中野区合気道連盟は、昭和44年、故小山謙二氏によって中野体育館で発足いたしました。その間、中野教室、江古田教室、本町教室、江原教室を開設し、各教室が緊密な連携を保ち交流を図り、合気道の普及振興、地域の方々の健康増進、青少年の健
全育成に努めてまいりまいりました。
このような大きな組織となったことは、合気道に対する思いが脈々と継承されてきたことにあると思います。今後とも合気道の素晴らしさを広く知っていただくべく、中野区体育協会の一員として努めてまいります。
中野区立総合体育館が開設されます
中野区では現在、区民のスポーツ・健康づくりの場としての機能、憩いの機能、防災機能等、平和の森公園全体の機能向上を図るため、公園内に中野区立総合体育館の整備が進められています。
この総合体育館では、本年6月中旬に開所式やオープニングイベントの実施が予定されています。その後、7月から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会卓球競技の公式練習会場として使用され、東京2020大会終了後に一般利用を開始する予定です。
総合体育館のコンセプトは、自然に寄り添う「みどりのなかの体育館」で、広大な敷地に多目的広場等を備え、豊かな水辺と緑あふれる平和の森公園の自然環境とマッチするようメインアリーナの天井や内・外装に木材がふんだんに使用され、落ち着きのあるシックな外観が特徴的な体育館となります。
メインアリーナとサブアリーナを中心に多様な競技に対応した機能と設備を備えるとともに、区民の日常的な利用としても使いやすく設計されています。
体育館の前に広がる草地広場と一体化できる開放的なテラスや外からの利便性を考慮したテラスと隣接するカフェが設置されます。また、トレーニングルームは、充実したマシンに加え、ボルダリングのできるクライミングウォールの設置など、総合体育館は、区民のスポーツ・健康づくりのための環境が備わった総合的なコンディションをサポートするにふさわしい施設となっています。
今後は、様々な競技の大会やイベントがこの体育館を会場として開催される見通しで、体育館を含めた平和の森公園には、スポーツを通じたコミュニティの核としての役割が期待されています。
令和元年度 顕彰者
顕彰者の皆さんおめでとうございます。
- 東京都スポーツ功労賞表彰
功労賞(個人) 進藤 久弥(バスケットボール協会理事長)
功労賞(団体) フォークダンス連盟 - (公財)東京都体育協会表彰
生涯スポーツ功労者 布瀬川 弘子(トリム体操連盟理事長)
生涯スポーツ優良団体 ゲートボール連盟 - 中野区表彰
表彰状 篠 克典(卓球連盟監事)
鈴木 清人(パドルテニス連盟理事長)
感謝状 小澤 淳子(ソフトボール連盟副理事長)
2020年度版「生涯学習・スポーツガイドブック」配布中
中野区より2020年度版の「生涯学習・スポーツガイドブック」が発行されました。
中野区体育協会や加盟団体等の主催する事業などが掲載されていますのでご利用ください。
区役所、スポーツ関係施設、区民活動センター、図書館などで配布しています。